2018/10/23
ワールド杯に集中していたため、ブログを放置しすぎました。
いやー、久しぶりに書くぞ。
ということで、今回は私が友のために人肌脱ぎ友情を深める。
というおはなしです。
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萌えスロ専門スロ友
数少ない連れ打ちをするスロ友の中に、萌えスロ以外アウトオブ眼中というスロ友がいる。
そもそも彼はスロットが好きなわけではなく、萌えスロが好き。萌えスロしか愛さない。萌えスロでしかイケない。そんな非常に香ばしい人間だ。
なので萌えスロ以外の台は触ることはないし、もちろん台の仕様なんて知ろうともしない。
そんな彼が私に呟いた…
そろそろボーナス(賞与)入るんだよ
もちろん彼に対してかける言葉はこうだ。
ならば我々は凱旋を打ちに行く
こう言ったところで彼は凱旋がなんなのかすら分かっていない。とりあえずゴッドシリーズだということだけ伝えると、さすがの彼も理解したのか、ノーと返事が来たが、「君、私はねぇ、この間ガルパンの連れ打ちに付き合ったんだよ？わかるね？」と理路整然と答え、なんとか丸め込むことに成功した。
何故、凱旋を連れ打ちするのか？
それは、久しぶりに一人で打つのが怖いから。でも打ちたい。ならばせめて、地獄へ道連れにする仲間を連れて行こうという魂胆だ。これも筋が通っている。
凱旋を並び打ち
客の少ない静かなホールで並び打ち。並び打ちするにはこれくらいがいい。
彼はこんなホールで大丈夫かと、不安を抱えていたが、「ゴッドを2、3発引けばいいんだよ」と一言言えば納得しちゃうんだから素直というかチョロす。
打ち始めてから、一万円を失う頃には彼が「もうヤメたい。お金減るのが早すぎる」と泣き言を言い出すがそんなことは断じて許されない。
「ヤメるぐらいなら初めから打つな！凱旋は一度当てるまではヤメてはならない！敵前逃亡は万死に値する」
無理やり打たされているんじゃないかと納得いかない様子で渋々打ち続ける彼。
そんな彼に最初のチャンスが訪れる。
リプ4からのG-STOP。
もちろん打っている当の本人はG-STOPがなんなのか分かっていないため、戸惑いながら私の顔を見て来た。
「いわゆるCZだよ。図柄が揃えば当たり。直視のできる君ならイケる狙え！」
とだけ伝えると、素直に聞き入れ、もがきながら狙っている様を見てたら可哀想になってきたけどそんな中、勝負所が！
鏡三枚。残るは7とS
流石にこの状況の熱さを伝えると、無理だ無理だ怖くて押せないと弱音を吐いてはヒヨりだす。
既に戦意喪失している彼が揃えられるわけもく、私が代わりに代打ちをすることに。
だからといって揃える気なんてさらさらない。既にまぁまぁの負債を二人とも抱えているわけで、一人だけこの地獄から抜け出すことなど許されるはずがない。
大丈夫。いつもどおりやれば大丈夫だ。揃わない。いつもどおりでいいんだ。
私のG-STOP中の打ち方は画面を見ずに、ストップボタンあたりをジッと見つめ、リズミカルに小刻みなビートを刻む感じでトントントンッとストップボタンを押す。狙うという概念を捨て神頼みをするわけだ。そして耳を澄まして揃った時のガシャシャシャーンという音を聞いて何が揃ったかドキドキしながら画面を見るのが至高。
トントントンッとリズムよく打つのが大事。数回試して揃わなければトントントンッのリズムに変化を与えてもいいだろう
トントントンッ！とリズムに乗ってストップボタンを押して…
ガシャシャシャーン！！！
はい聞こえましたよぉ。そしたら顔を見上げて何が揃ったかなぁ？
わぁーい！7でしたぁ！！
って…クソォオオォォーーーー！！！
揃ってしまうばかりか7が揃ってしまうとは…何故他人の時にトントントンッのリズムが合うのか！？ほくそ笑んで私を見ている彼が憎たらしい。
他人の不幸を願い神頼みをして神を打ったら神に罰せられました。しかし神はまだこんな心の腐った私を見捨ててはいなかったのです。
つづく
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